ディフィニティブエディション

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トゥームレイダー:血迷った男の日記記事一覧

1982年7月25日飛行機事故から数日が経過した。再び救命ボートで脱出を試みるも・・・無残な失敗に終わった。予想できたことだ。1度目同様、それまで穏やかだった海が突如として大しけになった。我々が外洋に向けて漕ぎ出した瞬間、強風が巻き起こり、続いて途方もない大波が襲ってきた。ボートはおもちゃのように翻弄され、ついには岩場に叩きつけられた。結果2人が死に、1人が手の施しようのないケガを負った。無事だっ...

1982年9月6日ついにひとりになった。生存していた者は全員死んだ。かえって好都合だ。急ごしらえの小船が嵐に翻弄され転覆するさまを、私は崖の上から眺めた。黒雲は洋上にかざされた巨大な手のように、不幸な連中を乗せた小船にしゃにむにつかみかかった。嵐の怒りに誰も抗うことはできなかった。私はその様子を注意深く観察した。嵐はなんの前触れもなく巻き起こり、しかも局地的だった。そして、やはり唐突におさまった。...

1982年9月17日計画が固まりつつある。この島にひそむ力を解き放つには、まずこの島で過去に何が起きたのかを理解しなくてはならない。研究するための時間と場所が必要だ。この島には謎が多いが、その最もたるものは、古代日本の遺跡と・・・謎めいた1人の女王だ。すべてはこの女王から始まったのだ。マサイアスは少しずつ、この島の謎を解明していったようね。でも、何をするつもりなの?

1990年10月13日この長い年月の間に、新たな島に流れ着く者もいたが、私は彼らを避けた。邪魔立てするようなら・・・容赦しなかった。しかし、私は気づいた。今こそほかの者たちの協力が必要だ。さらなる前進を遂げるためには、島を完全に支配しなければならない。忠誠心の厚い者たちを少人数集め、権力と組織の必要性について教え込むのだ。しかし彼らにとってさらに重要なのは、殺人や暴力の行使をためらってはならないと...

1994年10月24日忍耐が報われた。ついに私の手足となって働く副官たちを得たのだ。私は彼らを「エンフォーサー」と名付けた。ソラリ教団を立ち上げるのにうってつけの人材が、嵐に運ばれてやってきたのだ。頑健な肉体と薄弱な意志を持つ者たち・・・彼らは嵐に翻弄され疲労困ぱいし、無防備だった。それを私が鍛え直したのだ。今や彼らは私に仕え、私を通じて太陽の女王に仕えている。女王は道を示してくれる。これまでずっ...

1977年1月21日わが太陽の戦士ソラリたちは増員が進み、私は計画を推し進めるために必要なすべてを見出した。いよいよ島の奥地に分け入るときだ。山岳地帯の高みに、古い城を取り巻く形で都市を建設する。そこならオニの攻撃を防ぐのに都合がよく、島のどこへでもすばやく移動できる。都市に近づく者は全員捕らえられるよう、備えておく必要がある。今や探すべきものははっきりしている。ここから脱出するための「カギ」・・...

2011年6月5日あれから年月が過ぎ、今や夢で彼女のささやきを聞くまでになった。太陽の女王が・・・私を急き立てるのだ。朝日がのぼるたびに、私はその尊顔を拝する。もう間もなくだ・・・我がソラリたちは、女王のために汗を流している。女王が島にもたらした資材で都市を建設し、女王の名のもとに人を苛み、生贄を捧げている。「カギ」は間もなく見つかるだろう。私の望みは脱出だが、それは単にこの島からということではな...

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