ディフィニティブエディション

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アレックスのメモ:「みんなの役に」

 

ララの言うとおりだ。
ここでは何かとんでもないことが起きてる。
突然嵐を引き起こす「自然」現象・・・
軍の研究施設・・・
太陽の女王・・・
おまけにカルト教団まで・・・

 

普通なら大がかりなドッキリだと思って当然だ。
それこそ、木の陰にテレビカメラでも隠れてんじゃないかってね。
そう、俺は完全にビビってる。
寒いジョークを飛ばしてるのも、みんなに気づかれないようにするためだ。
おかげでレイエスは今にもブチ切れそうだけど。

 

とにかく、正気を失う前に、せめてみんなの役に立つようなことをしないとな。
俺もララみたいになれたらと思う。
ララはホントにスゲえよ。
頭がいいだけじゃなくて、メチャクチャ強い。
前から俺のことなんて眼中になかっただろうけど、
これでますます可能性がなくなったな。

 

でも、まだララの気をひくチャンスはあるかもしれない・・・

 

 

アレックス・・・なんてバカなことを、この島で生き延びるための代償は、あまりにも高すぎる。



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