ディフィニティブエディション

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トゥームレイダー:戦時中の文書記事一覧

調査記録:猛烈な嵐に見舞われて貨物船2隻を失いつつも、遠征隊は上陸を果たした。我々は山岳地帯の高みに通信センターを設営し、海岸基地の建設にも着手した。また、初期調査でいくつか発掘現場の目星もついたところである。島は予想していたよりもはるかに大きく、何世紀にもおよぶ歴史の堆積に覆われている。嵐の源を突きとめるのは長く骨の折れる仕事になるだろうが、この任務に成功した暁には、この戦争における我々の勝利は...

まただ。今度は門番に立っていた小杉二等兵が消えた。不審な物音を耳にした者はいない。だが夜明けには、ヘルメットしか残っていなかった。足跡も、血痕も、薬きょうすらない。何もない!みんな中国人ゲリラかアメリカ兵のしわざだと話している。バカな!みんな何もわかっていない。我々はオニにつけ狙われているのだ。この島に残る遺跡に棲む、浮かばれぬ悪霊たちだ。縄張りに侵入してきた我々を見張り、隙をうかがっているのだ。...

調査記録:数か月におよぶ発掘調査の結果、この島特有の天候に関する新たな情報を入手した。また、沿岸部の発掘現場からは鎌倉時代の名高い将軍の墓が見つかっている。この発見により、謎解きに必要な情報がすべて揃った。これでようやく嵐を制御できるだろう。沿岸で墓を発見したと書いてある・・・行けば何かがわかるかもしれない。

墓を発見して間もなく、それは現れた。オニだ。まず灯りが消え・・・あの叫び声が聞こえてきた。あれは俺たちの声だったのか、それともオニだったのか。我が国古来の武具を身に着けたオニが、我々を次々と斬り伏せていった。銃声。叫び声。血。我々にはどうしようもなかった。すべてが混沌とし、やがて沈黙が訪れた。奴らは引きあげたのだ。奴らはなぜ去ったのだ?なぜ我々を皆殺しにしなかった?今は尾坂大尉が部隊の指揮を執って...

調査記録:海岸基地が攻撃を受けた。これにより島全域の通信は途絶。我々は甚大な被害を被り、多数の兵士が忽然と姿を消した。現在、生き残った士官は全員、古代寺院へ進軍中。天候を確実に制御するためである。途中、激しい抵抗に遭うことが予想される。至急、増援を送られたし。寺院を目指して内陸に分け入ったのね。作戦は失敗に終わったみたい。

ダメだ・・・まるで・・・太刀打ちできない。奴らは大軍で待ち受けていた。聖なる間にすらたどり着けなかった。最初から不可能だったのだ。そして今、私は祖先の迎えを待っている。聞こえる・・・オニどもが仲間を殺し、その亡骸を食らい、魂をむさぼっている。大勢が死んだ。もはや・・・残ったのは私1人だ。私もオニになるのだろうか。祖先の霊よ、早く私を連れ去ってくれ。オニが来る前に、私をあの世に連れ去ってくれ。どうか...

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