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兵士の手記:「目覚め」

 

墓を発見して間もなく、それは現れた。
オニだ。まず灯りが消え・・・あの叫び声が聞こえてきた。
あれは俺たちの声だったのか、それともオニだったのか。
我が国古来の武具を身に着けたオニが、我々を次々と斬り伏せていった。

 

銃声。叫び声。血。我々にはどうしようもなかった。
すべてが混沌とし、やがて沈黙が訪れた。
奴らは引きあげたのだ。奴らはなぜ去ったのだ?
なぜ我々を皆殺しにしなかった?

 

今は尾坂大尉が部隊の指揮を執っている。
我々は基地を離れ、島の奥地に分け入り、例の寺院を目指すことにした。
それ以外に方法はない。
全隊、オニどもを追う。
「星」を制御できないのなら、
破壊するよりほかに道はない。

 

しかし我々は・・・生きては帰れないだろう。

 

 

同じ兵士の手記ね。また「オニ」のことが書いてある。寺院で見たあの怪物のこと?


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