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猫のお葬式

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猫のお葬式

猫のお葬式

(画像はイメージです。)

 

(=゚ω゚)わたしがまだ子どもだった頃に拾った先代の猫。
アメリカンショートヘアっぽい雰囲気でしたけど、出会った頃から人懐っこくて
お小遣いなどで缶詰を買っては親に内緒で世話に明け暮れていました。

 

いよいよ家で飼っても良いという許可をもらい我が家に迎え入れました。
順調にすくすくと育ち、私も小学生から中学生へと進学。
比較的、楽しい毎日を送っていました。

 

別れというものはいつも突然にやって来るもので、
朝早くに車に轢かれてしまったようで、星になってしまいました。

 

猫の放し飼いや、家飼いに関しては賛否両論あるとは思いますが、

どちらにしても人間のエゴや勝手が付きまとうため、ここでは割愛します。

 

拾い上げた肉体は死後硬直が始まっていたのか、冬の寒さも手伝ってカチコチでした。

 

学校に向かう直前だったため、亡骸を家に安置して急いで登校。
放課後、失意の下校となりましたが、家に着くなり窓の下から聞き慣れない猫の鳴き声が。
そっと窓を開けて、下をのぞいてみると、そこには見たこともない野良猫がいるではありませんか。
たぶん5匹ぐらいはいたと思います。

 

こちらを見ながらニャー、ニャーと鳴き声を挙げる猫たち。

 

私に猫の死を報せに来たのか、それとも最期の別れを伝えに来たのか。
どちらにせよ、我が家の猫にはたくさんの仲間がいたんだなぁと思いました。

 

せっかくなので、カリカリをあげようとしましたが、元来、警戒心の強い野良ゆえ脱兎の如く姿を消してしまいました。

 

猫はテレパシーで会話するという都市伝説にも近い俗説があるようですが、
猫が集まってひとつの場所に向かうという、一連の行動に至るまで、
一体どんなプロセスが介在していたのでしょうか。

 

知れば知るほど、探れば探るほどに
猫という動物はふしぎな生き物なのかもしれません。


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