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グリニッジFC 01

 

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エンブレム NO DATA

▼専用看板

グリニッジFC 01

 

( 'A`)グリニッジはロンドンの南東部に位置するらしいよ。

 

「それで、確かに君は 6/30 中にレポートを提出したというんだね?」

 

浅川助教授は皮肉っぽい口調で生徒に尋ねた。

 

「ええ、ギリギリでした」

 

まだ若い学生が無邪気に答える。

 

「だが、君のレポートは私の手元には無い。君は時間を間違えたのでは

 

ないかな?」

 

「いいえ、日に 0.1 秒も狂わない、正確な電波時計を使っていますから。

 

先生のレポートボックスこそ、時刻を間違えたんじゃないですか?」

 

「冗談だろう。GPS 補正で ±5 ミリ秒の精度で合わせてある」

 

「それで、24:00 GMT ちょうどにシュレッダーに切り換わるわけですね?」

 

「そうだ」

 

「うーーん。あ、そうだ。多分うるう秒の差ですね」

 

「うるう秒?」

 

「ええ。グリニッジ標準時、正確には協定世界時と言いますが、

 

これは太陽の公転周期から計算する平均太陽時と違い、原子時計によって

 

計られることになっています。この協定世界時と実際の天文時刻との

 

差を縮めるため、12/31 や 6/30 などの午後 24:00:00 に、閏年の2月29日

 

と同様の 1 秒を挿入することがあるんです。いやあ、このうるう秒の

 

間に僕はレポートを提出して、先生のシュレッダーが動作したんですね。

 

困っちゃうなあ。学生のレポートはもっと大切に扱ってくださいよ」

 

学生は目をキラキラさせながら答える。

 

科学哲学第二のレポートは、まだ集まりそうにない。

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